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具体的法定符合説と規範的責任論

 まず、○○さんは、具体的法定符合説を規範的責任論になじまないとされていますが、これはかなり疑問です。
 確認しておきますが、心理的責任論が「違法行為を意思したという心理的事実が責任」という見解だったのに対し、規範的責任論は「心理的事実を基礎として、行為者を非難できるかどうかという規範的評価が責任」という見解です。規範的責任論のメリットは、過失犯を説明できることが挙げられます。
 さて、当然ですが、規範的責任論を採ったからといって、「心理的事実を完全に無視しなければならない」という命題はでてきません。むしろ、評価対象は心理的事実なのですから、全く考慮しない見解の方が規範的責任論に反するでしょう。
 では、心理的事実をどこまで考慮するかといえば、規範的責任論はなんらの基準も与えてくれません。したがって、この点につきどのような見解を採ろうとも、それをもって「規範的責任論になじまない」とはいえないはずです。故意犯の客体の錯誤事例で心理的責任論と同じような結論が出たからといって、それが規範的責任論になじまないというのは飛躍しているように思われます。




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# by motaturn | 2009-03-06 18:49 | 私的メモ

学生時代の議論再掲:具体的法定符合説

 具体的法定符合説に対する批判への反駁を次のエントリーから投稿して以降と思います。昔は法学部にいたので、こういう議論が大好きでした。PC内に議論の一部が残っていたので、そのまま掲載しちゃいます。ここからしばらくは、具体的法廷符号説に対する批判者に対して、私が返答したものを掲載することになります。まあ、チラシの裏代わりのブログなんで、あまり細かいことは気にしないでください。

 ちなみに、学生時代は山口厚先生の教科書で勉強してました。ただし、松宮孝明先生の議論にかなり影響を受けています。問題の切り口なんて、明らかに松宮先生寄りでしたからw





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# by motaturn | 2009-03-06 18:05 | 私的メモ

ハリー・ポッターの映画版

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』映画版が話題になっているようですね。
どうやら来年に公開予定らしいのですが、実は私、まだほとんど映画版を見ていないのです。
原作なら結構読んでるんですけどね。日本語と原書と両方とも。

ハリポタ映画版にしても、DVDは一応持っているのですよ。
賢者の石、秘密の部屋、アズカバンの囚人あたりまではね。
でも、まだ見ていないという…

せっかくDVDを持っているのだから、早く見ておけって感じですね。
今度の週末にでもそうします。
どうでもいいけど、ハリポタを見るとエマ・ワトソンが気になります。





# by motaturn | 2009-03-06 17:17 | 流行の話題

『マンガ名ゼリフ大全』別冊宝島

別冊宝島『マンガ名ゼリフ大全』です。
大全といっても、大半がジョジョとかスラムダンクなんじゃないかという批判もありますけど、それだけメイ台詞の多い漫画というものがあるというだけの話です。個人的にはジョジョのセリフが少ないとまで感じますね。

漫画のセリフは本当に奥が深いです。こういう企画はもっとたくさん出てもいいと思いますけどね。ニッチ名ジャンルに手を出す宝島、グッジョブです。




# by motaturn | 2009-03-06 14:10 | 漫画 感想

『死神探偵と幽霊学園』

『死神探偵と幽霊学園』です。
前作、『死神探偵と憂鬱温泉』よりも以前の、主人公達が高校生時代の物語になります。


続きが気になるのですが、問題はいつまで待っても連載が再開される気配がないことですね。ミステリー風の作品でしり切れトンボは勘弁して欲しいのですが。
作品自体はそう悪くないと思うのですが、いつ続きが出るか分からない状態で何年も待たされるのが快感というドMの人以外にはあまりおすすめできません。



# by motaturn | 2009-03-06 11:51 | 漫画 感想

ミステリーマニアのネタ探し日記